従業者の配置人数を考えるにあたってとても重要な、前年度の平均利用者数の計算方法について、大切なポイントをお伝えします。
これは、例えば人員配置体制加算などの算定を考えられる際に、大きく関わるポイントになります。
生活介護に係る従業者の要件を満たす必要員数は、
前年度の平均利用者数=当該年度の「前年度の利用者延べ数」÷「開所日数」
(小数点第2以下切り上げ)
を基に考えます。

このときの「利用者延べ数」は
生活介護サービス費において、
①所要時間7時間以上8時間未満
所要時間8時間以上9時間未満
の報酬を算定している利用者については、
「利用者数」に「1」を乗じて得た数として計算します。
つまり、人数そのままの数です。利用者10人の場合は10人。
②所要時間3時間未満
所要時間3時間以上4時間未満
所要時間4時間以上5時間未満
の報酬を算定している利用者については、
「利用者数」に「2分の1」を乗じて得た数として計算します。
つまり、利用者1人の場合は、0.5人、利用者10人の場合は5人 となります。
③所要時間5時間以上6時間未満
所要時間6時間以上7時間未満
の報酬を算定している利用者については、
「利用者数」に「4分の3」を乗じて得た数として計算します。
つまり、利用者1人の場合は、0.75人、10人の場合は7.5人となります。
①の所要時間利用者10人
②10人
③10人
そのままだと30人の利用者延べ数になりますが
上記を考慮すると22.5人となり
必要な従業者数もかなり変わってきます。
一度見直してみられてはいかがでしょうか。
わかりにくい点やご質問等がございましたらお気軽にご相談ください。











