障がい福祉事業では、3年に一度大きな報酬改定があり、次回は、今年、令和6年度にその大きな報酬改定が実施されます。
令和6年度障害福祉サービス等報酬改定については、令和6年2月6日(火)開催の「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第45回)」にて、これまでの議論を踏まえ、取りまとめられた概要が発表されました。
*厚生労働省からの通知等(確定版)は今後の発出になります。その際はまたお知らせいたします。
*令和6年度の新しい確定情報についてはこちらをご覧ください。
その内容を踏まえ、ここでは、体系の見直しがあった、児童指導員等加配加算・専門的支援加算・特別支援加算について、お伝えしたいと思います。
〇児童指導員等加配加算について〇
現行では、専門職等の資格等に応じた評価になっていますが、
改訂後は、配置形態(常勤・非常勤)や経験年数に応じて評価されます。
*専門職による支援の評価は専門的支援加算により行われます。
現 行:
理学療法士等を配置 75~187単位/日
児童指導員等を配置 49~123単位/日
その他の従業者を配置 36~ 90単位/日
改訂後:
児童指導員等を配置
常勤専従・経験5年以上 75~187単位/日
常勤専従・経験5年未満 59~152単位/日
常勤換算・経験5年以上 49~123単位/日
常勤換算・経験5年未満 43~107単位/日
その他の従業者を配置 36~ 90単位/日
〇専門的支援加算・特別支援加算について〇
現行の専門的支援加算及び特別支援加算を統合し、専門的な支援を提供する体制と、専門人材による個別・集中的な支援の計画的な実施について、2段階で評価されます。
現 行:
〇専門的支援加算
理学療法士等を配置 75~187単位/日
児童指導員を配置 49~123単位/日
〇特別支援加算 54単位/回
改定後:
〇専門的支援体制加算 49~123単位/日
〇専門的支援実施加算 150単位/回
(原則月4回まで。利用日数等に応じて最大6回まで。)
(放課後等デイサービスでは2回~6回まで)
*体制加算:理学療法士等を配置。
*実施加算:専門人材が個別・集中的な専門的支援を計画的に実施。